Gaussian 09とGauss View 5

◆ライセンスについて
情報教育研究センターは
・Gaussian 09W (Windows OS 用 (32-bit版と64-bit版)
・Gaussian 09 (Linux/UNIX OS用)
・GaussView 5 for Windows (32-bit版)
のライセンスを所有しています。

これらのソフトウエアのインストールは教員の所有するコンピュータあるいは教員が所属する研究室で所有するコンピュータに限られています。学生が自己所有するコンピュータにインストールすることはできません。

◆利用申請について
利用希望者は分子モデリングソフトウエア利用申請書に必要事項を記入して、本センター宛に提出してください。

◆インストーラについて
インストーラファイルはCDで提供します。本学FTPサイトを経由してダウンロードすることもできます。

◆FTPサーバ(学内ネットワークのみ利用可能)
ftp://breeze.educ.ls.toyaku.ac.jp/Public/5univ/
・2021.4以降、Internet Explorer, Chrome, Edge等のインターネットブラウザに搭載されていた、ftpプロトコルによる直接アクセス機能が廃止されています。そのため、ブラウザやメールクライアントに表示されるリンクをクリックしても表示することができません。
・macOSでは、Finderの「サーバへ接続」メニュー、WindowsOSではファイル管理ツールである「エクスプローラー」のアドレスバーに直接ftp://からはじまるアドレスをコピーすることで、アクセスすることができます。
ftp

◆シリアル番号の開示について
インストールしたGaussian 09およびGaussView 5を起動するためには、シリアル番号が必要です。利用申請書を提出していただき、受理した後にシリアル番号を開示いたします。

Gaussian 09

Gaussian 09は量子化学計算プログラムの最新バージョンです。

a) Windows OS 用のGaussian 09W (32-bit版と64-bit版) Rev: D.01
マルチプロセッサまたはマルチコア(共有メモリ)システムを使ったプログラムの並列実行が可能なマルチプロセッサ版です。
GaussView 5 for Windowsと共にWindows PCにインストールすればスタンドアローンで使用できます。32-bit版と64-bit版は別々の媒体に収められていますので、利用を希望される場合はどちらかを指定してください。

b) Linux/UNIX OS用のGaussian 09 Rev: C.01
Windows OS 用のGaussian 09Wと同様に、並列実行が可能なマルチプロセッサ版です。本センターが所有する次のような仕様の比較的大型のサーバマシンに導入しています。

OS: Cent OS 7.1

CPU: Xeon E3-1241v3 4core/8thread

RAM: 32GB

・Linux/UNIX OS用のGaussian 09を別途、その他のコンピュータに導入することも可能です。
・GaussView 5 for WindowsとGaussian 09Wを搭載したコンピュータからジョブを本サーバマシンに投入し、リモートにて計算を実行することが可能とのことです。現在ジョブ投入のために必要なソフトウエアの準備と手順の作成を行っています。しばらくお待ちください。

1) Gaussian 09Wのインストール方法

まず始めにGaussian09Wをインストールしてください。その後で、GaussView 5をインストールします。

a)Gaussian 09W-CDを起動すると、インストールウイザードが自動的に立ち上がります。ウイザードに従って、Setup.exeを実行します。インストール先を変更せず最後のFinishまで進みます。デスクトップにGaussian 09Wのアイコンが現れます。

b)本学FTPサイトからGaussian09W(32-bit版)はGaussian09WD01_32.Zipとして、Gaussian09W(64-bit版)はGaussian09WD01_64.Zipとしてダウンロードし、解凍してください。ディレクトリー内のSetup.exeを実行します。インストール先を変更せず、最後のFinishまで進みます。デスクトップにGaussian 09Wのアイコンが現れます。

2) Gaussian 09の使用方法

a) Gaussian 09 Help Table of Contents (Gaussian.com提供)
http://www.gaussian.com/g_tech/g_ur/g09help.htm (平成27年9月29日入手)
b) Gaussian日本語マニュアル(HPC Systems提供)
http://www.hpc.co.jp/gaussian_help.html  (平成27年9月29日入手)
本マニュアルはGaussian 03に対するものですが、Gaussian 09でも使用可能であるとのことです。
c) Gaussian 09 初級入門セミナー
(HULINKS社提供の初級入門セミナーで使用されるPPTスライド集とテキスト、各3部の用意があります。)

GaussView5 for Windows Rev: 5.0.9

GaussView 5 for WindowsはGaussian 09への入力ファイルを作成し、計算結果を画像出力するWindows OS用のGUIです。32-bit版ですが、Windows OSの32-bit版と64-bit版で動作します。

GaussView 5は次のようなGaussian 09の計算結果を表示することができます。

a) 構造最適化された分子構造
b) 分子軌道
c) 電子密度表面
d) 静電ポテンシャル表面
e) 磁気特性の表面
f) 表面の等高線表示
g) 原子の荷電と双極子モーメント
h) 振動周波数に対応する基準モードのアニメーション
i) IR、ラマン、NMR、VCD などのスペクトル

1)GaussView 5のインストール方法

まず始めにGaussian09Wをインストールしてください。その後で、GaussView 5をインストールします。

a)GaussView 5-CDを起動すると、インストールウイザードが自動的に立ち上がります。このウイザードに従って、Setup.exeを実行します。インストール先を変更せず(Gaussian 09と同じ階層にインストールし)、最後のFinishまで進みます。デスクトップにGaussView5.0のアイコンが現れます。

b)本学FTPサイトからGaussView509.Zipをダウンロードし、解凍してください。ディレクトリー内のSetup.exeを実行します。インストール先を変更せず(Gaussian 09と同じ階層にインストールし)、最後のFinishまで進みます。デスクトップにGaussView5.0のアイコンが現れます。

2) GaussView 5の使用方法

a) GaussView 5 Reference (Gaussian.com提供)

(平成27年9月29日入手)

b) Gauss View 利用の手引(東京工業大学学術国際情報センター (2014.04 version 1.2) 提供)
http://tsubame.gsic.titech.ac.jp/docs/guides/isv-apps/gauss_view/pdf/GaussView.pdf(平成27年9月29日入手)

c) GaussView 入門セミナー−GaussView 5で始めるGaussian 09の利用−
(HULINKS社提供の入門セミナーで使用されるPPTスライド集、3部の用意があります。)

東京薬科大学TYCOONBOOK